360度評価(多面評価)を取り入れ、社員の育成をより効果的に簡潔に!
360度評価(多面評価)は、いま、日本の社会に浸透しつつある新しい制度です。
人が人を管理する時に感じる責任の重さ。想像以上の手間。
このような人事評価のデメリット部分を払拭すると言われる新しい評価方法、注意点は無いのか、そして運用の仕方について学んでいきましょう。
360度評価のメリット
360度評価とは、対象者となる人の日常行動を複数の関係者で評価する方法です。
評価とは、公平なものでなければなりません。
しかし人が行う以上、そこに相性が絡んでしまうことも否めません。
そこで360度評価。
評価者が複数人となるため、相性など不公平感が薄まり、より正しい評価が行えるようになります。
また、評価者が増えるということは視野が幅広くなるため、評価者の特性を新発見する効果も期待できます。
自己評価と他者評価の違いを知ることができる
自己評価と他者評価はそもそも異なるものなのですが、これが1対1だと、受け入れられずに聞き流してしまうもの。
しかし複数人から指摘された評価であれば納得せざるを得なく、それにより自己理解が深まり、能力の育成へと繋がりやすくなるのです。
360度評価のデメリット
360度評価のメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットも存在します。
デメリットをきちんと把握し、克服した上で導入を行うことが重要です。
360度評価は、フィードバックにのみ用いること
360度評価が適しているのは「育成」であり、業績や人事評価ではありません。
ここを間違えてしまうと、談合や気遣いが生じ、回答が歪んでしまいます。
成長に限った情報を集め、きちんとフィードバック。社員の育成に役立ましょう。
継続こそ力なり
360度評価は、「実施してフィードバック、改善した上でさらに実施、そしてフィードバック……」というように、何度もサイクルを繰り返してこそ効果が上がる制度。
1回や数階で判断することのないようにしましょう。
ツール・システムだけでなく運用まで深くサポートするのでおすすめ